さて、歌う前に！というタイトルですが、皆さん意外と多い様に感じていたので少し書かせていただきます。
みなさん歌う前にきちんと柔軟、キチンとやってますか？？もし「ドキッ！」とした方がいたら、今日からやるつもりでいきましょう。
これらの重要性、あまりキチンと説明される機会ってレッスンでもなかなか無いので、書かせていただきますが、声帯って皆さんが考えているよりずっとデリケートで傷つきやすいです。コータ先生の様に（違）
そして声というのは意外と多くの過程を経て外に出ています。まず柔軟で首・肩周りをほぐすのは当然ですね。声帯が震えて口から出る前に口蓋扁桃→口蓋垂→軟口蓋と抜けていく訳ですから、喉頭・咽頭周辺をほぐさなければなりません。
そして疑問に思った事がある方が多いでしょう。なぜ下半身まで柔軟を行うのか！？
これは結論から言うと姿勢を維持する為です。良い姿勢で歌っていけば、不要な所を脱力できますね。筋肉はお互いに干渉し合うので、一つの部位で力んでしまうとそれ以外の部位も力んでしまう性質があります。
そしてその姿勢を支えているのが下半身であり、軸になります。下半身がキチンと上半身を支える事により、軸が安定してより歌いやすい姿勢を作る事が出来る様になります。
この時に、股関節や膝がキチンとほぐれていないと、キチンと軸を作れているつもりでも実際はブレている事が非常に多いんです。
下半身の柔軟はこの為に行います。
「歌う姿勢」についてはいずれまた触れていきたいと思いますが、まずは皆さん、歌う前の柔軟！面倒くさがらずきっちりと行って下さいね！