こんにちは!
前に書いた腹式呼吸と繋がってくるんですが、ブレスは歌がうまくなる為の非常に重要な要素なんです。
というのは、普段からレッスンをしていてとても良く感じるというか、実際よくあることなんですが、良いブレスをした後のパートと荒いブレスをした後のパートでは声の感じがまるで変わります。
①高い声→出ない
②ロングトーン(長く声を出す)→続かない
③声量→下がる
実際にレッスンの際に録音して生徒さんに聴いていただくと、びっくりするくらいその違いが出てきます。
んで、私なりに色々を考えた結果、ブレスが荒いと上記の様な状態になる原因は以下の項目であると考えられます。
・姿勢が崩れる。
・重心が下に落ちないため下半身が上半身を支えきれない。
・上半身だけで姿勢の軸を支えようとするので背筋・肩に余計な力が加わる。
・呼吸筋や横隔膜の柔軟性を発揮出来ないため十分なブレスを溜められない。
・呼吸筋を上手く使えないので声が小さい。
・ブレスポイントで正しい長さのブレスが出来ないためリズムが狂いやすい。
もちろんこれだけではないですが、ブレスがしっかり上手に出来る様になると上記のポイントはかなり改善していきます。
こういった意味でも、腹式がかなり重要な役割を果たす事がわかります。
これが胸式になると、ブレスの度に姿勢が崩れていくので、そのl結果は如実に声に影響していきます。
たかがブレスですが、相互的に色々な部分に作用していくものなので、上級者の方も一度自分のブレスを今一度確認してみてください。今までどうしても上手く出来なかったパートも、これが案外すんなり解決すさせてくれるかも??